コースの概要
サイバースペースにおいて安全なOSINT(Open Source Intelligence:公開情報に基づく調査)を行う知識とテクニックを体系的に学ぶトレーニングコースです。
本コースは、法執行機関の犯罪捜査官、インテリジェンス組織や防衛組織のリサーチャー、ダークウェブやアンダーグラウンドコミュニティと接触する必要のある方を主な対象者として想定しています。
OSINTを行うための環境構築から、業務を遂行するときに必要となるセキュリティ対策、自己匿名化などOSINT業務の担当者自身の情報を相手に提供しないための対策を意識しながら安全にリサーチを行うテクニック、ディープウェブ、ダークウェブを含むアンダーグラウンドコミュニティとの関わり方、流出データや仮想通貨の分析、脅威アクター特定のためのリサーチ手法をハンズオンで学びます。
本コースを受講することによって、情報分析、犯罪捜査とアトリビューションに有効かつ安全なOSINTテクニックを習得することができます。さらに副次的な効果として、犯罪者が自分自身の秘匿化のために利用しうる様々な技術を把握することができます。
履修対象者
- 法執行機関の犯罪捜査官
- インテリジェンス組織のアナリスト
- 防衛組織のリサーチャー
- 官公庁の脅威分析担当者
- 官公庁でDDWにアクセスする方
- 官公庁のセキュリティスペシャリスト
前提知識
コンピュータ(OS)やネットワークの基本を理解している
基本情報技術者試験の取り扱い内容の知識を備えている
Linuxの基本操作経験がありコマンド入力に抵抗がない
コース内容
1. 秘匿化・匿名化の基本
自己秘匿化・匿名化とは / アイデンティティの作り方 / サーチを行う場所 / False Flag(偽陽性)
2. 環境構築
自己匿名化のための環境構築
3. 秘匿化・匿名化に便利なサービス
VPNサービスの選び方 / メールサービスの選び方(end to end 暗号化メール) / その他の通信経路
4. 連絡手段
メッセンジャーの選び方 / メッセンジャーの使い分け / XMPP / PGP / メッセンジャーの利用
5. 仮想通貨
ウォレットのセットアップ / 入手方法 / 匿名化
6. アンダーグラウンドコミュニティ
ダークウェブ・アンダーグラウンド概要 / ダークウェブの探索 / ディープウェブの探索
7. リサーチの実践演習
アンダーグラウンドコミュニティ分析 / 流出データ分析 / 仮想通貨の分析 / アクター分析
開催要項
コース名 | 犯罪捜査とアクター分析のためのOSINT |
形式 | ハンズオン |
期間 | 2日間|10:00~18:00 (プライベート開催も可能です。お問い合わせ下さい。) |
定員 | 18名(最低開講人数: 10名) |
教材 | 日本語 |
価格 | 330,000円 (税込) |
会場 | サイバーディフェンス研究所オフィス内トレーニングラボ |
コース名 | 日程 | 期間 | 空席 |
---|---|---|---|
犯罪捜査とアクター分析のためのOSINT | 2023年9月5日(火)- 9月6日(水) | 2日間 | ![]() |
その他のおすすめコース
★はコースの難易度の指標を表しています。
トレーニングの申し込み
トレーニングのお申し込みはメール(seminar@cyberdefense.jp)にて受付けております。
受講申込書をダウンロードし、必要事項をご記入の上、トレーニング事務局まで
メール(seminar@cyberdefense.jp)してください。メールによるお申込みを受付後、当研究所よりトレーニングお申し込み受付確認のメールをお送りいたします。
お申込み時の注意
- 受講者の変更
受講申込書記載の受講者は、各コース開催日までにご連絡いただくことでご変更は可能です。
- 受講料のお支払い
各コースの終了後に請求書を送付いたします。お支払いは、各コース開催月の翌月末に一括ご入金いただきます。
- キャンセルについて
各コース開始日の2週間前までに書面もしくはEメールにてご連絡ください。それ以降各コース開催日までのキャンセルには、25,000円のキャンセル料金が発生します。また当日やむを得ず欠席される場合に関しては、受講料をお支払いいただきます。
- 誓約書への署名
各コース初日に誓約書類への署名が必要となります。これは、各コースで習得したハッキング技術等を悪意を持って使用しない旨をご誓約いただくものです。
受講申込書のダウンロード
上記の諸注意事項、トレーニングの申し込み注意事項をご確認のうえ、ご同意頂ける場合は下記より受講申込書をダウンロードしてください。