サイバー攻撃 ログ分析・パケット解析演習

コースの概要

本コースは、企業のWEBサイトやWEBサービスへの「DoS/DDoSによるサービス停止攻撃」、「正規サイトを模したフィッシングサイトの出現」、「脆弱性攻撃による個人情報などの情報窃取」、「Web改ざんによるマルウェア配布」等の攻撃に対して、適切な対処方法を習得することを目的とした演習です。
組織内における情報連携から意思決定、対外情報連携などのインシデントハンドリング手法を机上演習で学び、さらに仮想環境で実際の攻撃(ミドルウェアなどへの脆弱性攻撃/SQLインジェクション/リスト型攻撃)などへの技術的な調査手法をハンズオンの演習形式で学びます。
主に、組織内CSIRTやインシデントレスポンス担当者の技術力の向上にご活用頂くことを想定した内容となっています。


※ 本コースに標的型攻撃は含まれません。APT対処演習をご受講ください。

履修対象者

  • サイバー犯罪捜査官
  • サイバーテロ対策担当者
  • 組織のCSIRTメンバー
  • ネットワーク管理者
  • システム管理者
  • インシデントレスポンス担当者

必要となるスキル

必須スキル:


Linuxのコマンド入力 / 各種サーバ(ウェブ、メール、データベース、DNS、SSH)の基礎知識 / Linuxの基礎知識 / TCP/IPの基礎知識 / Wiresharkの使用


※ Windows環境は使用しません。


推奨スキル:


ネットワーク、システムの開発及び運用経験/攻撃ログ、攻撃パケットの解析経験

コース内容

1. ブリーフィング:昨今のサイバー攻撃とその対処方法例

脆弱性攻撃による個人情報などの情報窃取 / サービス停止(DoS/DDoS)攻撃/ フィッシングサイトの出現 / Web改ざんによるマルウェア配布

2. 机上演習

最大4名1組で仮想企業XのCSIRT要員となり、サーバへの侵入(脆弱性攻撃)による個人情報窃取事案のインシデントハンドリングを疑似体験していただきます。受講者はシナリオに沿って意思決定を行い、最後にその意志決定の内容を全員でレビュ−し、インシデントハンドリングのあるべき姿を模索します。

3. ハンズオン演習

サイバーディフェンス研究所の講師が、擬似環境に対して実際に攻撃(ミドルウエアなどへの脆弱性攻撃 / SQLインジェクション / リスト型攻撃)を実施します。受講者は各種ログを追跡しながら、初動対応、原因の究明、被害範囲の特定、脆弱性の除去などインシデント対応に必要な技術的な対処を経験します。

講師について

ラウリ コルツパルン

ラウリ コルツパルン

Lauri Korts-Parn

当研究所CTO。エストニア出身。タリン技術大学で8年間Linux管理者を務める過程で、ネットワーク、Linux、複合セキュリティ環境等に関する高度な技術と知識を習得する。2003年、欧州で開催された、セキュリティ研究機関Zone-hのハッキングミッションを史上最速でクリア。その後、Zone-hの中心メンバーとして、世界各国で実践ハッキングセミナーの講師を務めている。 2004年よりサイバーディフェンス研究所に参加し、セキュリティセミナーや脆弱性診断業務に従事している。この間、多数の重要な日本企業のセキュリティ診断を実施する傍ら、DefConのCTFコンテストの決勝戦に進むなど、数々の貴重な経験を積んでいる。卓越したハッキング技術に加え、エストニア語、英語、日本語、ロシア語、フィンランド語などの多言語を自在に操る。現在、様々なセキュリティ診断ツールの開発や当研究所セミナー講師等を担当している。時折、真っ赤なTシャツと短パンに、濃い色の派手なサングラスで出勤する。

開催要項

コース名 サイバー攻撃 ログ分析・パケット解析演習
形式 ハンズオン
期間 2日間|10:00~18:00
(プライベート開催も可能です。お問い合わせ下さい。)
定員 16名(最低開講人数: 8名)
教材 日本語
価格 お問い合わせください
会場 サイバーディフェンス研究所オフィス内トレーニングラボ
コース名 日程 期間 空席

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★はコースの難易度の指標を表しています。

トレーニングの申し込み

トレーニングのお申し込みはメール(seminar@cyberdefense.jp)にて受付けております。

受講申込書をダウンロードし、必要事項をご記入の上、トレーニング事務局まで
メール(seminar@cyberdefense.jp)してください。メールによるお申込みを受付後、当研究所よりトレーニングお申し込み受付確認のメールをお送りいたします。

お申込み時の注意

  • 受講者の変更

    受講申込書記載の受講者は、各コース開催日までにご連絡いただくことでご変更は可能です。

  • 受講料のお支払い

    各コースの終了後に請求書を送付いたします。お支払いは、各コース開催月の翌月末に一括ご入金いただきます。

  • キャンセルについて

    各コース開始日の2週間前までに書面もしくはEメールにてご連絡ください。それ以降各コース開催日までのキャンセルには、25,000円のキャンセル料金が発生します。また当日やむを得ず欠席される場合に関しては、受講料をお支払いいただきます。

  • 誓約書への署名

    各コース初日に誓約書類への署名が必要となります。これは、各コースで習得したハッキング技術等を悪意を持って使用しない旨をご誓約いただくものです。

受講申込書のダウンロード

上記の諸注意事項、トレーニングの申し込み注意事項をご確認のうえ、ご同意頂ける場合は下記より受講申込書をダウンロードしてください。

機密性を重視した依頼を送る際はこちらからお願いいたします。

cdiprivacydummy@protonmail.com