コースの概要
犯罪に使用されたアプリケーションの解析手法を学ぶハンズオンのトレーニングです。本トレーニングは、法執行機関のサイバー犯罪捜査官およびフォレンジック調査経験者向けに最適化されており、実際の犯罪捜査に適用可能なプログラム解析技術の習得を目的とします。一般的なフォレンジックツールで対応出来ないデータの復号/整形の手法、難読化された膨大なコードを深く効率よく解析するためのコード・リーディング手法などを紹介します。
履修対象者
- サイバー犯罪捜査官
- 法執行機関のフォレンジック担当者
必要となるスキル
必須スキル:Linuxの基本操作技術 / スマートフォンフォレンジックの実務経験
あると望ましいスキル:任意のスクリプトを用いた開発の経験
※ 本コースは官公庁限定コースです。官公庁職員の方以外はご受講いただけません。
コース内容
1. アプリケーション解析の目的
解析技術の特徴 / 解析に必要な技術
2. アプリケーションの概要
ファイルフォーマット/パッケージ構成 / マニフェストファイル / シグネチャ
3. 解析対象のデータ
保存パスとフォーマット / データの取得方法
4. 耐解析機能と迂回
バックアップ拒否/デバッグ検知/暗号化/難読化
5. 静的解析技法
解析の為のAndroidのコア要素速習 / ターゲットアプリケーションの入手 / Javaプログラミング超入門 / デコンパイル
6. ソースコードリーディング
コードリーディングの必要性 / 解析環境の具体的な設定と操作方法 / コマンドラインで再帰検索/SQLiteの着眼点/暗号化処理着眼点 / Unicode/Resource Strings対応 / 難読化コードの読み解き方 / 全体の機能把握を行うツール
7. 動的解析技法
動的解析の概要/デバッグの机上知識 / Javaのデバッグ / Smaliコードの概要/構成要素/表現速習 / Smaliコードの生成とリビルド / Smaliデバッグ
8. アプリケーション解析
開催要項
コース名 | スマートフォンプログラム解析Android 編 |
形式 | ハンズオン |
期間 | 2日間 10:00~18:00(進行状況により多少前後) |
定員 | 12名(最低開講人数: 5名) |
教材 | 日本語 |
価格 | お問い合わせください |
会場 | サイバーディフェンス研究所オフィス内トレーニングラボ |
コース名 | 日程 | 期間 | 空席 |
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スマートフォンプログラム解析Android 編 | お問い合わせください | 2日間 | ![]() |
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★はコースの難易度の指標を表しています。
トレーニングの申し込み
トレーニングのお申し込みはメール(seminar@cyberdefense.jp)にて受付けております。
受講申込書をダウンロードし、必要事項をご記入の上、トレーニング事務局まで
メール(seminar@cyberdefense.jp)してください。メールによるお申込みを受付後、当研究所よりトレーニングお申し込み受付確認のメールをお送りいたします。
お申込み時の注意
- 受講者の変更
受講申込書記載の受講者は、各コース開催日までにご連絡いただくことでご変更は可能です。
- 受講料のお支払い
各コースの終了後に請求書を送付いたします。お支払いは、各コース開催月の翌月末に一括ご入金いただきます。
- キャンセルについて
各コース開始日の2週間前までに書面もしくはEメールにてご連絡ください。それ以降各コース開催日までのキャンセルには、25,000円のキャンセル料金が発生します。また当日やむを得ず欠席される場合に関しては、受講料をお支払いいただきます。
- 誓約書への署名
各コース初日に誓約書類への署名が必要となります。これは、各コースで習得したハッキング技術等を悪意を持って使用しない旨をご誓約いただくものです。
受講申込書のダウンロード
上記の諸注意事項、トレーニングの申し込み注意事項をご確認のうえ、ご同意頂ける場合は下記より受講申込書をダウンロードしてください。