2020年1月 8日 トピックス

『インターポール主導による「Operation Goldfish Alpha」に貢献』

サイバーディフェンス研究所は、東南アジア地域におけるクリプトジャッキングへの対処を目的とした活動「Operation Goldfish Alpha」に貢献しました。

2019年6月に開始された「Operation Goldfish Alpha」は、ASEAN 10か国(ブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム)のサイバー犯罪捜査官と警察およびCERTの共同プロジェクトです。

グローバルなクリプトジャッキング攻撃キャンペーンに対抗するため、マルウェアに感染したMikroTikルーターの発見、被害者への警告、感染デバイスへのパッチ適用を推進しました。

この活動によって、2019年11月下旬の時点で感染したデバイスの数を約78%減少させることに成功し、現在も残りのデバイスから感染を除去する努力は続けられています。

サイバーディフェンス研究所は、クリプトジャッキングに関する技術的な分析を実施し、各国での感染状況の共有、インテリジェンス情報の提供を行ったほか、感染ルーターのパッチ適用ガイドラインと、感染防止、駆除に関するアドバイスを作成しました。

インターポールによる発表は以下URLをご参照ください。

https://www.interpol.int/News-and-Events/News/2020/INTERPOL-led-action-takes-aim-at-cryptojacking-in-Southeast-Asia(英文)

サイバーディフェンス研究所は、巧妙化、悪質化、そしてグローバル化するサイバー犯罪に対処するため世界各国の法執行機関や民間企業と協力し、今後もサイバー空間のセキュリティ向上に貢献できるよう努力し続けます。