2010年12月 9日 お知らせ

日米共同スマートグリッド実証事業においてNEDOと実証事業委託契約締結

日米共同スマートグリッド実証事業においてNEDOと実証事業委託契約締結

 
トータルセキュリティソリューションを提供する株式会社サイバーディフェンス研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:小林 真悟)は、この度、独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が実施する「米国ニューメキシコ州における日米スマートグリッド実証」事業(以下、「本実証事業」)について、NEDOと実証事業委託契約を締結しました。

 

本実証事業は、新エネルギーの導入拡大や省エネルギーの推進に向け、国内では規制などにより実施が困難な技術を検証してデータ・知見を得ること、また急速に進むスマートグリッド標準化活動へ参画することを目的としています。当研究所はロスアラモス郡、及びアルバカーキ市の両サイトを対象とした全体総括研究において、サイバーセキュリティ及び情報通信技術の研究に参画し、「サイバーセキュリティ対策・機能の提案」、及び「サイバーセキュリティ試験方法の検討」を実施します。実証期間は2013年度末までの予定です。

 

「サイバーセキュリティ対策・機能の提案」について、当研究所はスマートグリッドの構成を複数想定し、満たすべきセキュリティ要件を特定して、それに向けたセキュリティ対策とその機能配置方法を提案していきます。まず現状調査として、想定される脅威と脆弱性の調査、及びセキュリティ対策技術とその効果の調査・整理を行います。その上で想定される構成に対する対策配置方法の検討を行い、セキュリティ対策を提案していきます。

 

「サイバーセキュリティ試験方法の検討」について、スマートグリッドに施されたセキュリティ対策が要件を充足しているかを確認するための試験方法を提案します。試験方法の調査を行い、機器の単体試験による評価、実証サイトにおける全体試験による評価を実施し、セキュリティ対策およびセキュリティ試験方法の妥当性の確認を行います。

 

以上のような実証を通して当研究所は、従来の強みであるセキュリティ診断やサイバー空間における脅威分析等の経験を活用し、また新たな拡大分野であるスマートグリッドに必要な情報通信におけるサイバーセキュリティについての研究を深め、日々新たな脅威に晒されるサイバー空間をよりセキュアにしていくことを目標に今後も邁進していきます。

 

■本実証事業の概要について NEDOプレスリリース(2010年6月16日)
https://app3.infoc.nedo.go.jp/informations/koubo/press/AT5/nedopress.2010-06-14.5685602248/External

 

■サイバーディフェンス研究所について
代表取締役社長:小林 真悟
所在地: 東京都千代田区神田須田町 2-2-5 CTN ビル4階
伊藤忠商事の事業会社で、セキュリティ診断(ペネトレーションテスト)、マルウェア解析、インシデント対応サービス等を提供するセキュリティサービスの専門企業。

 

 
本件に関するお問い合わせ先
株式会社サイバーディフェンス研究所
営業部 (Tel : 03-5209-4335  E-Mail: sales@cyberdefense.jp)