2021年11月17日 お知らせ

OTシステムに対する実践的なサイバー攻撃手法を体験して学べる「OTシステムハッキング」のハンズオントレーニングを開始

株式会社サイバーディフェンス研究所(代表取締役: 廣中 憲司 本社:東京都千代田区神田駿河台2-5-1 御茶ノ水ファーストビル5階)は、近年重要視されるOTシステムに対するセキュリティ対策強化のニーズに応えるため「OTシステムハッキング|独自プロトコル解析とサイバー攻撃の実践」のトレーニングコースの受付を開始いたします。

デジタル化が進む昨今において、OTシステムにおいてもセキュリティ対策の重要性が認識されるようになり、工場、ビル、重要インフラなどで使用されるOTシステムに対するリスクアセスメントやペネトレーションテストを実施する組織が増えてきました。

サイバーディフェンス研究所においても、主に重要インフラ事業者の制御システムを対象としたペネトレーションテストの実績を積み重ねる過程で、その攻撃手法と攻略に関わるノウハウを洗練させると同時に、 制御システムの開発と運用に精通したエンジニアをメンバーに迎え入れることで、現実的かつ被監査組織の立場に立ったテストが可能な体制を構築してきました。

本トレーニングコースは、このような背景に基づき、OTシステムのサイバーセキュリティに関わる方々に幅広く貢献することを目指して開発したトレーニングコースです。
現実のサイバー攻撃者が、どのようなテクニックを持ちいてOTシステムを攻略するかを体験して学ぶだけでなく、 攻撃者がターゲットとなるOTシステムをどのように見つめるか、攻撃手法のアイデアをどのように発想するか、攻撃の成功に必要となる前提条件の検討など、攻撃者の一連の思考までも体験します。

どのような攻撃手法が攻撃者にとっての見返りが多く、かつリスクとコストが低いかという観点を深く理解することによって、「真に効果的な対策の見極めと優先順位づけをするための基準を持つ」「費用対効果の高いペネトレーションテストを計画する」「安全なシステムの開発と運用の検討」などが可能となります。 また、安全保障、犯罪対策・テロ対策に従事する方々にとっても、攻撃者の思考とテクニックを手の内化するという観点で有用なトレーニングを目指しています。

2022年3月までは、プライベート開催 (※1)のみの提供となりますが、2022年4月以降は一般開催(※2)を予定しています。

※1 お問い合わせ頂いた組織内で参加者を取りまとめて頂き開催する形式
※2 開催日を公開し、複数組織から参加者を募集し開催する形式

詳細ページ

https://www.cyberdefense.jp/services/training/hacking/cat.html



サイバーディフェンス研究所は、巧妙化、悪質化、そしてグローバル化するサイバー犯罪に対処するため世界各国の法執行機関や民間企業と協力し、今後もサイバー空間のセキュリティ向上に貢献できるよう努力し続けます。